2007年入社(名古屋大学卒)
高山 剛

現在、東海マツダ販売で活躍する一人の社員。
マツダとともに進化しつづける彼にフォーカスをあて、
その成長の軌跡を追う成長ストーリー。

PART 01

入社の決意

お客さまと長くつながる
仕事をしたい。
その願いをかなえられる場が
東海マツダ販売にはあると思った。

「クルマの販売は売って終わりではなく、それからの長いつながりがある仕事ですよ」。
高山が東海マツダ販売で働きたいと決意したのは、就職ブースで社員から言われた、この一言からだった。お客さまと直接会話ができ、いつまでも続く関係を築き上げられる仕事をしたいと思って就職活動を行っていた高山にとって、この言葉はまさに運命を感じさせるものであった。しかし学生時代はペーパードライバーであり、自動車のことについてほとんど何も知らなかった。果たして、自分にできるだろうか。ほとんど知識のない世界へ進むことに、不安は大きかった。それでも高山が決意を固めることができたのは、東海マツダ販売の研修システムに信頼をもてたからだ。それは業界の先駆けとも言える先進的な取り組みで、高山が就職活動を行っていた当時も、入社して店舗に配属される前に数ケ月もの研修で基本的な知識を学ぶことができ、その後もフォロー研修などの充実した育成システムが用意されていた。「この会社なら、自分の望んでいた仕事ができる」。高山はそう感じ、入社を決意したのだった。

PART 02

自分の転機

怒られ続けた新人時代。
仕事は共同作業と気づいてから
空気がガラッと変わった。

「高山、なにボンヤリしているんだ!」。いくら研修で基本的な知識を学んでも、自動車販売は奥深い仕事だ。高山も初めのころはお客さまの質問もすぐに理解できないことが多く、先輩に取り次ぐこともスムーズにはできなかった。しかし、それ自体は新人なので当然である。それよりも上司に注意されたのは、視野の狭さだった。周りで働いているスタッフに対して気が利かないことも度々あり、時には迷惑をかけてしまうことも。もっと、頑張らなければ…。そう思うほど力んでしまい、気持ちが空回りをしてしまうこともあった。
そんな高山に上司は繰り返し「仕事は一人でやるものじゃない、様々な部署のフォローで成り立っているのだから、まわりを常によく見るように」と教えてくれていた。ある日、意識をして周囲への気づかいやコミュニケーションをとって、仕事に取り組むようにした。するとその日を境に、周りの空気がガラッと変わったのを感じることができた。それまで営業は自分ひとりでお客さまにクルマを販売しているという意識が強かったのだが、販売時はもちろん、その後の点検や車検、修理などへと続くお客さまとの長い関係は、周囲との連携があってこそ築けるということが見えてきたのだ。販売というのは、お客さまとの関係の入り口でしかない。そう気づいた高山は、いっそうお客さまから信頼される営業へと成長していくのである。

PART 03

お客さまのために

これまで出会ってきた
多くのお客さまが
今の自分を支えている。

高山が新人時代にクルマを買っていただいたお客さまとは、もう何年も過ぎる関係になる。その中には、最初はマツダで買うつもりはなかったというお客さまもいた。そのお客さまは他のクルマが気に入っていたのだが、「高山さんが熱心にやってくれたから」と決めてもらえ、それが現在も続く関係になっている。他にも別のお客さまの場合、他社へ乗り換えられそうになった時もある。「新人時代から長い時間をかけて良い関係を作れてきたと思っていたのに…」と高山が落ち込んでいた時だった。「高山さんはどうするの、縁を切っちゃうの?」と、出会った時には小学生だったお子さんが中学生となり、両親へ思い直すように話してくれていた。結果、そのお客さまとは今でも良好なお付き合いを続けている。
高山にとって、これまで出会うことできたお客さまとの関係すべてが、かけがえのない喜びだ。クルマは、お客さまと長い時間を共に過ごし、その後は買い替えも行いながら人生のパートナーとして寄り添い続けるもの。地域のお客さまと心を通わせて人生に関わり続けていけることが、高山の大きなやりがいになっている。そんな高山だからこそ、後輩たちへの指導にもこだわる。教えて行動させるよりも、まず自分がやって見せ、その姿を覚えさせる。一つひとつの行動の背景にある想いを感じ取って欲しいと願っているからだ。 「これからはさらに視野を広げていきたいですね」と高山は語る。スタッフ達への伝達や全体の連携などを良好にし、お客さまと、そして地域と、いっそう深い関係を築いていきたいと考えているからだ。これからも地域のお客さまのために、東海マツダ販売・高山の挑戦は続く。